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"HIROTAKA" JEWELRY DESIGNER INTERVIEW

展開をスタートしてからエストネーションで長く愛され続ける、ジュエリーブランド【Hirotaka(ヒロタカ)】のデザイナー井上寛崇氏のインタヴューを公開。"Hirotaka"のクリエーションとその魅力を2回の連載でお届けします。
まずはブランドヒストリーについてお聞きかせください。
ブランドをスタートしたきっかけとは?
今も当時も変わりませんが、Hirotakaの定番ともなっているダイヤモンドバースタイル、アローピアス、フローティングフープ、イヤカフなど、今まで無かった面白さをファッションジュエリーの世界で表現したい、と言う衝動がブランドの始まりです。
今でこそ"イヤカフ"で通じますが、ニューヨークのPR担当に、これは何て呼ぶの?と聞かれて、"Ear...cuff?"と言ったのが定着したのは、ちょっと自慢したいところです。
2010年3月にニューヨークに降り立って、マンハッタンの街に圧倒された日から、あっという間の10年でした。
突然、スタイリスト、エディター、モデル、モデルエージェント、PR担当者、フォトグラファー、など、それまで全く無縁だった人達に囲まれて、目が白黒したのを覚えてます。
当時はとても大ぶりなコスチュームジュエリーが全盛でしたから、"Hirotaka"の当時の商品は、雑誌のカバーガールが着用してくれても小さくて殆ど見えない、とよく言われました。
それが、2015年頃にそれまでもあったイヤーカフを撮影のアウトテイクの悪戯のつもりで15個もモデルの片耳に盛りつけた写真が様々な海外のファッション誌で紹介され、あっという間にシンプルなだけではない、シグネチャースタイリングが話題となり、現在でも"Hirotaka"らしいスタイルとして認識されています。
ジュエリーをデザインする際のインスピレーションの源となるものは何でしょうか?
インスピレーションは、ふとした瞬間にやって来る、と言うのは本当ですが、私の場合は、手を動かし、目を動かし、足を動かしとしている時に、ランダムな鉛筆の線、聞こえて来る会話、目にする色彩、それら全てがデザインの新しい手がかりになっています。
ただ特に、自然界にある渦巻、螺旋、花の蕾を輪切りにした時に見られる規則性、摩訶不思議な熱帯雨林や、深い海に潜む動植物の微細な部分構造、そんなもの達に遭遇した時に畏敬の念を感じ、デザインをする原動力になっていると感じています。
デザインとは、メッセージ、何を伝えたいかですから、自分の中にあるものと、外の世界が出会った時に感じる事に集中する子供の様な目線があればその源にはいつだてアクセス出来ると感じています。
ジュエリーデザイナーとして活動する上で大切にしていることとは?
常にオリジナルのアイディア、内側から突き動かされる衝動に素直でいる事を心がけています。
何を美しい、面白い、楽しいと思うか、それを純粋な気持ちで表現しています。
"目立つ為に奇をてらったデザイン"というものは、一瞬の輝きがあるかもしれませんが、"Hirotaka"のジュエリーはファッションジュエリーと言いつつも、抽象度の高い、定番として飽きがこないファインジュエリーですので、その方の生き方に寄り添う様な輝きを作りたいと思っています。
その時代のトレンドを尊重する事は大切なのだと思いますが、"Hirotaka"としてのオリジナリティーがあれば、トレンドなどは全く気にしなくて良いのです。
12/3に第二弾を公開。ラボグロウンダイヤを使用したジュエリーについてインタヴューいたします。
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Hirotaka Inoue
IT企業に勤務したのち、パリに渡りジュエリーの世界に入る。2007年に独立し、2010年にNYで自身のブランド、Hirotakaの初コレクションを発表。2016年、東京・表参道ヒルズに初の直営店をオープン。

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