1. TOP
  2. FEATURE
  3. BELVEST / MADE TO MEASURE

FEATURE

9月 5, 2024

BELVEST / MADE TO MEASURE

STORE EVENT

9月15日(日)、16日(月・祝)の2日間、【Belvest(ベルヴェスト)】よりイタリア本国のテーラーが来日し、直接フィッティングを行うMADE TO MEASURE(メイド トゥー メジャー)イベントを開催いたします。当日はマスターテーラーのStefano Milani(ステファノ ミラーニ)氏をお招きし、お客様のお好みに合わせてフィット感を調整いたします。特別なこの機会に、是非ご来店ください。

※イベントの内容は予告なく変更する場合があります。

9/15 Sun. , 9/16 Mon.

六本木ヒルズ店

RECENT FEATURE

Forbes JAPAN BrandVoice - 建築デザイナー・サリー楓

11月 12, 2024

Forbes JAPAN BrandVoice - 建築デザイナー・サリー楓

SPECIAL

「伝統を重んじながら、未来のスタンダードをつくる」建築デザイナー・サリー楓が相反する価値観の融合によって生み出すもの 日常と非日常。新しいものと古いもの。仕事とプライベート。そうした相反する価値観を接続することによって、独自の価値と世界観を生み出しているスペシャリティストア、エストネーション。 2024年10月3日には、フラッグシップストアである六本木ヒルズ店を舞台に、Forbes JAPANとのコラボレーションによるイベント「Special Night Event in Tokyo – Enjoy Life without Boundaries 境界のない人生を楽しもうー」を開催。トークセッションでは、過去に「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」を受賞した次世代を牽引する2名がエストネーションのセットアップを身に纏い、「発想の転換・相反するものの融合による“価値創造”」をテーマに言葉を交えた。 今回は、登壇者の1人であるサリー楓にインタビューを実施。建築デザイナーとして活動する傍ら、ファッションモデル、セクシャルマイノリティの当事者としてD&I(Diversity & Inclusion)に関する発信を行うサリー楓に、アイデアを生み出すアプローチの方法や相反する価値観の接続について話を訊いた。   日建設計で建築デザイナーとして働くのと並行して、ファッションモデルとしても活動するサリー楓。二足のわらじを履いているが、どちらも“コミュニケーション”である点で共通しているという。 「私にとって、建築はコミュニケーション手段でありメディア。居場所を提供すると同時に、空間を通して何かそのときに必要なメッセージを伝えられたらいいなと思っています。また、建築だけでは思いが届かない場所もあるので、モデルとして情報発信を行っています。建築によって環境をデザインし、モデルの情報発信によって社会をデザインする。自分自身では私の活動を“社会環境デザイン”と呼んでいます」 サリー楓が建築家を志したのは小学生のころ。夢についての作文には、「いつかグッドデザイン賞を取りたい」とまで具体的に目標が書かれていたというが、2024年にはデザインを手がけた「TOILET(トイレット)」プロジェクトで見事にその夢を実現。念願のグッドデザイン賞を受賞した。 「TOILET」は、「男女で分けない、新しいトイレのプロトタイプをつくってほしい」というクライアントからのオーダーのもと進められたデザイン。この要望に対してサリー楓らのチームはトイレを「誰が使うか」ではなく「どう使うか」に着目し、リラックス、リフレッシュ、スタイリングといった用途別に個室をつくった。 「一般的な建築は、図書館や学校のようにある類型化された構造や形式にならってデザインされることが多い。しかし私たちのチームは、“アクティビティ”に注目しているのが強みであり特長です。時代や価値観が変わるなかで、アクティビティと類型的な建物が一致しないことも多くなってきている。だからこそ、人がその建物でどういう行動をしているのかをベースに、新しいデザインの可能性を考えています」 型があっての型破り。伝統の意味を理解することの大切さ ただ単に突飛なデザインを提案すればいいのではない。サリー楓が考えるのは、伝統やこれまで継承されてきた「型」を学んだうえで、そこに疑いを持ち、柔軟にアップデートしていくやり方。つまり、「型」があっての「型破り」ということだ。 「芸道などで用いられる“守破離”の考え方に影響を受けています。師の教えを守ったうえで、自分の考えを持ち、最後には伝統から離れて独自の世界を構築する。それは私の生き方としても、仕事をするうえでも大事にしているものです。トイレにしても、受け継がれてきた寸法や間取りには必ず意味がある。そうしたものを入念に学んだうえで変えていくことを大事にしました」 サリー楓は、そこにこそ相反する価値観の接続があるのではないかと語った。伝統だけではなく、革新だけでもない。伝統を大事にしたうえでの革新、一方をないがしろにしないことで新たに生まれるアイデアが、価値創造につながる。 「回転寿司屋にいくと、ハンバーグを乗せているお寿司とかあるじゃないですか。あれがあんまり好きじゃなくて(笑)。あれって相反するものを無理にくっつけてショートを起こしちゃっているものの代表例かもしれない。互いの強みがわかったうえで調和が取れたものって、やっぱり美しいですよね」 様式を踏襲しながら着る人によって形が“揺らぐ”自由さ セットアップ:ジャケット¥38,500、パンツ¥36,300〈すべてエストネーション〉 シャツおよび靴 本人私物 この日行われたトークセッションで、サリー楓はエストネーションのセットアップを着用した。エストネーションは「Designers(デザイナーズ)」「Dress(ドレス)」「Contemporary(コンテンポラリー)」「Casual(カジュアル)」の4つのカテゴリーに分けてバリエーション豊富なセットアップを展開しているが、その中からサリー楓が選んだのは「Casual」のカテゴリーに分類される一着。 「カチッとしたシルエットに見えるけれど、着てみたらとても軽やかで、歩いてみると風を含んで少し揺らめいたりするのがとてもいいと思いました。一般的にこういうジャケットって折り目をつけたり糊を利かせたりしてパリッとさせるのがセオリーだと思うんですけど、これはボタンも一切なくて、人が動くことを想定した、輪郭のない自由さがある。 それは私が建築の上で大事にしているアクティビティ重視のデザインや守破離の考え方にも通じるものがあると思って迷わず手に取りました。セットアップの様式を踏襲しながら、その形が着る人によって“揺らぐ”というところに魅力を感じます」 トークセッションの舞台上にはもう一着、「Designers」のカテゴリーから選ばれたセットアップをセレクトしていたサリー楓。ライフスタイルや好みにぴったり合うファッションだったようだ。 トークセッションの舞台に展示された、もう1着のセットアップ 「『Casual』の一着とはまた全然違うデザインで面白いですよね。襟元や肩のラインはやはりしっかりとセオリーを抑えながらも、ジャケットにはフレアが付いていたり、袖元は余裕があったりする。その使い分けが自分のキャラクターと重なっていいなと思いました」 次の時代のスタンダードを提案したい サリー楓は、日常生活において“スイッチを入れたい”と思うときにファッションを活用することも多いと語る。在宅勤務のときもあえて時計を身につけることでオンを意識し、仕事に取り組むマインドに切り替えているのだとか。 「私にとって、心と服は一体化しているんです。休みのときは、パジャマのような楽な着心地の服を着ています(笑)。今日着ているエストネーションのセットアップも着心地がパジャマみたいに軽いんです。でも、見た目は明らかにオンの服なのでしっかり仕事のスイッチが入る。だからこれは、リラックスしながらアイデアを出したいクリエイティブワークのときに最適なファッションかもしれません」 日常と非日常という相反する価値観。生きていくうえで必要な非必需品を提供するエストネーションは、相反する価値観をつなぐことで新たな価値を創造し、独自の世界観を生み出しているブランドだ。まさにこの1着から、日常と非日常の接続した過ごし方が生まれている。 今後のクリエイティブから、どんな新しいアイデアや建築デザインが生まれるのか。そうした期待が膨らむが、最後にサリー楓の未来の展望について教えてもらった。 「8歳のときに書いた作文には、『グッドデザイン賞を取りたい』という目標ともうひとつ『ユニバーサルデザインを実現したい』という夢が書かれてあったんです。50%までは叶えられたので次は、誰でも使える建築デザインというものを目指したいです。 守破離で言えば、まだまだ私は修行を積む段階。それは一生なのかもしれませんが、セオリーを守りつつ離れるということにも同時にチャレンジし続けていきたい。「TOILET」をデザインすることで伝統から離れることはできたと思うんですけど、これが次の時代のスタンダードにならないと意味がないと思っています。特殊解ではなく、それが普遍になるように。今日考えたアイデアが未来の当たり前になっているような、そういうものを今後、提案していけたらいいなと思います」   さりー・かえで◎1993年、京都府生まれ。幼少期より建築に興味を持ち、慶應義塾大学大学院で建築を学ぶ。日建設計の都市・空間デザインを提案するNADにてコンサルタントとして活躍。『Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022』受賞。 Promoted by ESTNATION / text by Kohei Hara / photographs by Takayuki Abe / edited by Mao Takeda / hair & make by TOYO Related media Forbes JAPAN BrandVoice (forbesjapan.com) 2/9 Fri. - 4/24 Wed. 大丸心斎橋店5階 --> オンラインストアはこちらから ONLINE STORE --> ※イベントの内容は予告なく変更する場合があります。 あらかじめご了承ください。 ※詳細はスタッフまでお問い合わせください。 お問い合わせは コールセンター TEL:0120-503-971 (11:00~20:00) メールフォームでのお問い合わせ -->

Forbes JAPAN BrandVoice - HARTi吉田勇也

11月 12, 2024

Forbes JAPAN BrandVoice - HARTi吉田勇也

SPECIAL

フィジカルとデジタルで新たなアートプラットフォームをつくる──HARTi吉田勇也が試みる相反した価値観の接続 日常と非日常。新しいものと古いもの。仕事とプライベート。そうした相反する価値観を接続することによって、独自の価値と世界観を生み出しているスペシャリティストア、エストネーション。 2024年10月3日には、フラッグシップストアである六本木ヒルズ店を舞台に、Forbes JAPANとのコラボレーションによるイベント「Special Night Event in Tokyo – Enjoy Life without Boundaries 境界のない人生を楽しもうー」を開催。トークセッションでは、過去に「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」を受賞した次世代を牽引する2名がエストネーションのセットアップを身に纏い、「発想の転換・相反するものの融合による“価値創造”」をテーマに言葉を交えた。 今回は、登壇者の1人である吉田勇也にインタビューを実施。アート産業の発展を通じて日本から新しい文化・芸術産業のエコシステムを創造し、都市における人々のウェルビーイングな暮らしの実現を目指す吉田に、ビジネス上の価値創造の方法から日常生活におけるスタイリング、オンオフの切り替え方までシームレスに話を訊いた。   2019年に株式会社HARTiを創業し、多くの現代アーティストをコミュニティと最新テクノロジーでプロデュースしている吉田勇也。もともとは国内における次世代の産業を生み出すことを目標に掲げ、日本が強みを発揮する食・観光・IP(知的財産)の中からIP産業に着目。その中でもアートの領域で新しいマーケットをつくるために奔走している。 「日本はバブルが弾けて以降、アート市場がどんどん下降している現状にあります。その一因は、新しい市場をクリエイトできる人がいないことにある。そこで我々は、デジタルに強いチームであることを強みに、アーティストが安定して持続的な収益を得られるようなシステムやアート作品に気軽に触れられるプラットフォームの創出に取り組んでいます。HARTiは『感性が巡る、経済を創る』という企業理念を掲げていますが、アートを経済価値にどうつなげるかが課題です」 HARTiが展開する「アートに触れる場」の一例が、「HARTi Photo®」という新しいフォトブースだ。いわゆるプリクラ機だが、アートIPなどのコンテンツとコラボした限定フレームで撮影ができたり、撮影したデジタルデータをNFTとして保存したりすることもできる。コロナ禍以降に盛り上がりを見せているインスタントフォト市場や韓国プリ機の成長を参考にしつつ、新しいアートとの接点を生み出している。 「私たちのミッションのひとつは、アーティストが世界中の多くの人に作品を発表することができるメディアをつくることです。例えば漫画家であればウェブトゥーンや電子コミックという手段がありますが、アーティストは未だに高い保険をかけてキャンバスを運ばないと海外で個展すらできない。インディーズの多いアート市場でそれを実現できる人は少なく、私たちはXRやWeb3といったテクノロジーを用いたデジタルプラットフォームを提案してきました。HARTi Photo®はフィジカルとデジタルを掛け合わせたメディアで、直感的にアートと触れ合える体験を提供しています」 フィジカルとデジタル、相反する価値観の融合がもたらすもの 今回のトークセッションのテーマは「相反するものの融合による“価値創造”」だったが、フィジカル(アナログ)とデジタルが融合したHARTi Photo®はまさにその一例だ。世の中にあふれる多様な価値観とその接続について、吉田はどのように考えているのだろう。 「相反するものの接続という意味では僕の中で2つテーマがあって、それが“アナログとデジタル”、そして“人間とAI”です。現代においてはすべてをデジタル上で完結させることができてしまうけど、それだけだとやはりつまらない。昨年、チェキとレコードが過去最高売上を記録したそうなのですが、やはりアナログ特有の体験や感性というのは特別なものだと思います。HARTi Photo®ではフォトブースから紙の写真が出てきて、それをQRで読み込んでSNSで拡散することもできる。そうした掛け合わせに可能性を感じています。 もうひとつの“人間とAI”というのは、一般的には対立構造で語られることもあります。ただ、コンビネーションによって人々がより楽しく生きていくことができると思っているんです。HARTiでは『最小の人数で最大の付加価値をつくる』ということをミッションに掲げていますが、AIを活用して仕事が効率的になると、自ずと人は解放される。その時間に、クリエティブなアーティスト活動が入り込む余地も生まれると思います」 オンとオフを接続する、気楽で社交的なファッション セットアップ:ジャケット¥55,000、ニット¥40,700、パンツ¥35,200〈すべてエストネーション〉 靴 本人私物 この日行われたトークセッションでは、エストネーションのセットアップを着用した吉田。エストネーションのストア名の由来には「東の国」からという想いが込められ、原点となったのは「東京発信」という発想。ノンストップで変化を続け、新しい姿を現す街、東京。その独自のエネルギーをファッションに表現している同ブランドは、アーティストが世界に発信するための橋渡しをする吉田の事業にも通じるものがある。 エストネーションでは「Designers(デザイナーズ)」「Dress(ドレス)」「Contemporary(コンテンポラリー)」「Casual(カジュアル)」の4つのカテゴリーに分けてセットアップを展開しているが、この日、吉田は「Dress」を選んだ。 「オンでもオフでも着ることができる服がいいなと思ってこれを選びました。僕は仕事柄、国内で遠出したり海外に行ったりすることが多くて、新幹線や飛行機での移動が頻繁にあります。そのときの服装はいつも迷うんですよね。リラックスしたいけれど、部屋着のような服装で行くわけにはいかない。人と会っても恥ずかしくない格好をしておけば、移動中にもし知り合いや取引先と出会いがあったとしても対応できます。 大事な商談から移動時間、今日のようにイベントに登壇する機会まで、TPOへの配慮が求められるさまざまなシーンの中でもこのセットアップが一着あれば安心だと思いました。薄手で脱ぎ着しやすいうえに、ニットなどにも合わせやすいデザインが気に入っています。僕は、ビジネス上の相手に対してあまりオフェンシブな印象を与えないファッションを気にかけているのですが、その意味でチャコールグレーの色合いも素敵だと思います」 吉田が選んだ舞台上に飾られたもう一着「Casual」については「やはり移動時にも楽に過ごせそうなカジュアルさがありながら、ビジネスシーンでも違和感なく着こなせるセットアップである点が選んだ決め手です」と一言。日常生活の中でオンオフの境があまりなく、常に誰かに見られている意識を持ちながら生活している吉田にとっては、“気楽さ”と“社交性”の融合がファッションのテーマであるようだ。 トークセッションの舞台に展示された、もう1着のセットアップ 日本人起業家として、海外での成功例を示したい 最初に起業したのが19歳だったこともあり、プライベートを重視するより仕事に熱量を傾けてきた吉田。しかし、家族ができ、30歳になろうというタイミングで、仕事と休みのバランスについて意識し始めることが増えたという。そのなかで実践しているのが、アクティブレストという休み方だ。 「休みだからと家でダラダラ寝て過ごすのではなくて、軽く体を動かすことで回復するという方法ですね。スカッシュが好きなので、広尾のコートに行って友人とスカッシュをして、夜はサウナに入ったり、焚き火をしたり。ただ休むのではなく人と交流できる機会にもなっています。 普段の生活ではずっと仕事のことも考えているのでオンオフは特にないのですが、海外出張に行くとモードが切り替わる感覚があります。日本にいると常に仕事モードだけど、これから新しい価値を展開できそうな国にいると勝手にワクワクし始めて、肩の力が抜けるんです。海外でビジネスやアートの現場に触れることが、自分にとっては大事なリラックスタイムであり今後やっていきたいことに向き合う時間になっています」 そんな吉田が、HARTiのCEOとしてこれから実現していきたいこととは。 「日本人起業家として、海外での成功例を一つつくりたいというのがあります。海外に出ていく起業家も多いですが、英語ができないとかコミュニケーションが苦手だとかで、挫折してしまう人も多い。HARTiとしてはしっかり成果を残して、海外でもやっていけるという指針を後進に示したいですね。 また、一番の目標は、日本にとっての国益になる文化を世界に浸透させることです。自動車産業が有名だから日本に来ましたという人より、漫画やアニメを見て日本に興味を持つ人のほうが圧倒的に多い。そうした日本独自の文化がより世界中に浸透していけば、長期的に見て自分が仕事を引退したあとも日本に来る人を増やすことができると思うんです。日本と海外をつなぐ、ジョン万次郎みたいな存在になりたいですね!」   よしだ・ゆうや◎1995年、広島県生まれ。6歳で書道を始め、書道家として活動。19歳でフランス語のオンライン塾を起業し事業譲渡。その後大学を休学し英国留学。世界40カ国を巡り、2019年に「HARTi」を創業。 Promoted by ESTNATION / text by Kohei Hara / photographs by Takayuki Abe / edited by Mao Takeda / hair & make by TOYO Related media Forbes JAPAN BrandVoice (forbesjapan.com) 2/9 Fri. - 4/24 Wed. 大丸心斎橋店5階 --> オンラインストアはこちらから ONLINE STORE --> ※イベントの内容は予告なく変更する場合があります。 あらかじめご了承ください。 ※詳細はスタッフまでお問い合わせください。 お問い合わせは コールセンター TEL:0120-503-971 (11:00~20:00) メールフォームでのお問い合わせ -->