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11月 12, 2024

Forbes JAPAN BrandVoice - 建築デザイナー・サリー楓

FEATURE

「伝統を重んじながら、未来のスタンダードをつくる」建築デザイナー・サリー楓が相反する価値観の融合によって生み出すもの





日常と非日常。新しいものと古いもの。仕事とプライベート。そうした相反する価値観を接続することによって、独自の価値と世界観を生み出しているスペシャリティストア、エストネーション。

2024年10月3日には、フラッグシップストアである六本木ヒルズ店を舞台に、Forbes JAPANとのコラボレーションによるイベント「Special Night Event in Tokyo – Enjoy Life without Boundaries 境界のない人生を楽しもうー」を開催。トークセッションでは、過去に「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」を受賞した次世代を牽引する2名がエストネーションのセットアップを身に纏い、「発想の転換・相反するものの融合による“価値創造”」をテーマに言葉を交えた。

今回は、登壇者の1人であるサリー楓にインタビューを実施。建築デザイナーとして活動する傍ら、ファッションモデル、セクシャルマイノリティの当事者としてD&I(Diversity & Inclusion)に関する発信を行うサリー楓に、アイデアを生み出すアプローチの方法や相反する価値観の接続について話を訊いた。

 

日建設計で建築デザイナーとして働くのと並行して、ファッションモデルとしても活動するサリー楓。二足のわらじを履いているが、どちらも“コミュニケーション”である点で共通しているという。

「私にとって、建築はコミュニケーション手段でありメディア。居場所を提供すると同時に、空間を通して何かそのときに必要なメッセージを伝えられたらいいなと思っています。また、建築だけでは思いが届かない場所もあるので、モデルとして情報発信を行っています。建築によって環境をデザインし、モデルの情報発信によって社会をデザインする。自分自身では私の活動を“社会環境デザイン”と呼んでいます」

サリー楓が建築家を志したのは小学生のころ。夢についての作文には、「いつかグッドデザイン賞を取りたい」とまで具体的に目標が書かれていたというが、2024年にはデザインを手がけた「TOILET(トイレット)」プロジェクトで見事にその夢を実現。念願のグッドデザイン賞を受賞した。

「TOILET」は、「男女で分けない、新しいトイレのプロトタイプをつくってほしい」というクライアントからのオーダーのもと進められたデザイン。この要望に対してサリー楓らのチームはトイレを「誰が使うか」ではなく「どう使うか」に着目し、リラックス、リフレッシュ、スタイリングといった用途別に個室をつくった。

「一般的な建築は、図書館や学校のようにある類型化された構造や形式にならってデザインされることが多い。しかし私たちのチームは、“アクティビティ”に注目しているのが強みであり特長です。時代や価値観が変わるなかで、アクティビティと類型的な建物が一致しないことも多くなってきている。だからこそ、人がその建物でどういう行動をしているのかをベースに、新しいデザインの可能性を考えています」

型があっての型破り。伝統の意味を理解することの大切さ



ただ単に突飛なデザインを提案すればいいのではない。サリー楓が考えるのは、伝統やこれまで継承されてきた「型」を学んだうえで、そこに疑いを持ち、柔軟にアップデートしていくやり方。つまり、「型」があっての「型破り」ということだ。

「芸道などで用いられる“守破離”の考え方に影響を受けています。師の教えを守ったうえで、自分の考えを持ち、最後には伝統から離れて独自の世界を構築する。それは私の生き方としても、仕事をするうえでも大事にしているものです。トイレにしても、受け継がれてきた寸法や間取りには必ず意味がある。そうしたものを入念に学んだうえで変えていくことを大事にしました」

サリー楓は、そこにこそ相反する価値観の接続があるのではないかと語った。伝統だけではなく、革新だけでもない。伝統を大事にしたうえでの革新、一方をないがしろにしないことで新たに生まれるアイデアが、価値創造につながる。

「回転寿司屋にいくと、ハンバーグを乗せているお寿司とかあるじゃないですか。あれがあんまり好きじゃなくて(笑)。あれって相反するものを無理にくっつけてショートを起こしちゃっているものの代表例かもしれない。互いの強みがわかったうえで調和が取れたものって、やっぱり美しいですよね」

様式を踏襲しながら着る人によって形が“揺らぐ”自由さ




セットアップ:ジャケット¥38,500、パンツ¥36,300〈すべてエストネーション〉 シャツおよび靴 本人私物

この日行われたトークセッションで、サリー楓はエストネーションのセットアップを着用した。エストネーションは「Designers(デザイナーズ)」「Dress(ドレス)」「Contemporary(コンテンポラリー)」「Casual(カジュアル)」の4つのカテゴリーに分けてバリエーション豊富なセットアップを展開しているが、その中からサリー楓が選んだのは「Casual」のカテゴリーに分類される一着。

「カチッとしたシルエットに見えるけれど、着てみたらとても軽やかで、歩いてみると風を含んで少し揺らめいたりするのがとてもいいと思いました。一般的にこういうジャケットって折り目をつけたり糊を利かせたりしてパリッとさせるのがセオリーだと思うんですけど、これはボタンも一切なくて、人が動くことを想定した、輪郭のない自由さがある。

それは私が建築の上で大事にしているアクティビティ重視のデザインや守破離の考え方にも通じるものがあると思って迷わず手に取りました。セットアップの様式を踏襲しながら、その形が着る人によって“揺らぐ”というところに魅力を感じます」

トークセッションの舞台上にはもう一着、「Designers」のカテゴリーから選ばれたセットアップをセレクトしていたサリー楓。ライフスタイルや好みにぴったり合うファッションだったようだ。


トークセッションの舞台に展示された、もう1着のセットアップ

「『Casual』の一着とはまた全然違うデザインで面白いですよね。襟元や肩のラインはやはりしっかりとセオリーを抑えながらも、ジャケットにはフレアが付いていたり、袖元は余裕があったりする。その使い分けが自分のキャラクターと重なっていいなと思いました」

次の時代のスタンダードを提案したい





サリー楓は、日常生活において“スイッチを入れたい”と思うときにファッションを活用することも多いと語る。在宅勤務のときもあえて時計を身につけることでオンを意識し、仕事に取り組むマインドに切り替えているのだとか。

「私にとって、心と服は一体化しているんです。休みのときは、パジャマのような楽な着心地の服を着ています(笑)。今日着ているエストネーションのセットアップも着心地がパジャマみたいに軽いんです。でも、見た目は明らかにオンの服なのでしっかり仕事のスイッチが入る。だからこれは、リラックスしながらアイデアを出したいクリエイティブワークのときに最適なファッションかもしれません」

日常と非日常という相反する価値観。生きていくうえで必要な非必需品を提供するエストネーションは、相反する価値観をつなぐことで新たな価値を創造し、独自の世界観を生み出しているブランドだ。まさにこの1着から、日常と非日常の接続した過ごし方が生まれている。

今後のクリエイティブから、どんな新しいアイデアや建築デザインが生まれるのか。そうした期待が膨らむが、最後にサリー楓の未来の展望について教えてもらった。

「8歳のときに書いた作文には、『グッドデザイン賞を取りたい』という目標ともうひとつ『ユニバーサルデザインを実現したい』という夢が書かれてあったんです。50%までは叶えられたので次は、誰でも使える建築デザインというものを目指したいです。

守破離で言えば、まだまだ私は修行を積む段階。それは一生なのかもしれませんが、セオリーを守りつつ離れるということにも同時にチャレンジし続けていきたい。「TOILET」をデザインすることで伝統から離れることはできたと思うんですけど、これが次の時代のスタンダードにならないと意味がないと思っています。特殊解ではなく、それが普遍になるように。今日考えたアイデアが未来の当たり前になっているような、そういうものを今後、提案していけたらいいなと思います」

 

さりー・かえで◎1993年、京都府生まれ。幼少期より建築に興味を持ち、慶應義塾大学大学院で建築を学ぶ。日建設計の都市・空間デザインを提案するNADにてコンサルタントとして活躍。『Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022』受賞。

Promoted by ESTNATION / text by Kohei Hara / photographs by Takayuki Abe / edited by Mao Takeda / hair & make by TOYO

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Forbes JAPAN BrandVoice (forbesjapan.com)

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2026/02/03

KAISHU solutions COUPON REWARD CAMPAIGN

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アッセンブル エストネーションにて不用になった衣類回収をおこないます。 この度、アッセンブル エストネーション GINZA SIX店・アトレ恵比寿店・ニュウマン高輪店、コラム松坂屋名古屋店にて、お客様のご不用になった衣類を回収し、必要な人達へとどけるエストネーションの課題解決スキーム「KAISHU solutions」の期間限定クーポンキャンペーンを開催いたします。 回収された衣類は、提携業者にて仕分けされ、エストネーションでのリユース品の販売やアップサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリカバリーなどで再利用されます。 ■開催期間 2026年2月11日(水・祝)〜3月1日(日) ■開催店舗 アッセンブル エストネーション GINZA SIX店・アトレ恵比寿店・ニュウマン高輪店 コラム松坂屋名古屋店 ■キャンペーン概要 期間中、ご不用になった衣類をお持ちいただいたお客様には、衣類1点につき500円分のクーポンを発行いたします。  *発行されたクーポンは当日からご利用可能です。 ■クーポンご利用可能店舗:クーポン発行店舗に限り、ご利用可能です。 ■クーポン有効期限:2月11日(水・祝)~3月1日(日) ■クーポンご利用条件:お買い上げ金額¥5,000(税込)毎に1枚ご利用いただけます。 ■注意事項 ・期間中、お一人様最大5点までお持ち込みいただけます。 ・回収ブランドに、指定はございません。 ・制服類、肌着類、水着、着物、靴や鞄などの雑貨類は、回収対象外となります。 ・スーツ等上下セットの衣類については、それぞれ1点としてカウントさせていただきます。 ・お持ち込みの前に必ずお洗濯をお願いいたします。 ・お持ち込み後のご返却はできかねます。衣料品のポケットなどに、貴重品等が入っていないか必ずご確認ください。 ・エストネーションメンバーご本人様によるお持ち込みのみ回収させていただきます。 ・クーポンの発行及びご利用には、エストネーションメンバーへの入会と各キャンペーン実施店舗公式ラインへのお友達登録が必要です。(当日入会、登録可能) ・詳細はスタッフにお問い合わせください。 ・イベントの内容は予告なく変更する場合があります。 2/11 Wed. - 3/1 Sun. アッセンブル エストネーション GINZA SIX店・アトレ恵比寿店・ニュウマン高輪店 コラム松坂屋名古屋店 --> オンラインストアはこちらから ONLINE STORE --> ※イベントの内容は予告なく変更する場合があります。 あらかじめご了承ください。 ※詳細はスタッフまでお問い合わせください。 お問い合わせは コールセンター TEL:0120-503-971 (11:00~20:00) メールフォームでのお問い合わせ -->

2026/02/02

JOURNAL

FOLK×ESTNATION「Work & Life is Precious」

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医療×ファッションでつくる、 新しいユニフォームの誕生秘話 ファッションには、単なる装いを超えて、着る人の内面や生き方を映し出す力があります。その力を医療現場で働く女性の誇りやモチベーションにつなげたい―そんな想いから本プロジェクトは始まりました。 医療用ユニフォームを追求し続けてきた「FOLK (フォーク)」と、本質的なラグジュアリーをコンセプトに掲げるESTNATION。異なるフィールドのプロフェッショナルが手を組み、歩んだ2年間の軌跡。開発の舞台裏から、実際に最前線でお客様をお迎えする方々との座談会まで、その歩みを紐解きます。 Work & Life is Precious 今回の座談会のテーマは「Work & Life is Precious」。ファッションの美しさと医療現場の機能性は、どのように融合し、働く女性たちの心を動かすのか。開発に携わった企画担当者と、実際に最前線でお客様・患者様をお迎えする「接客のプロ」たちが集まり、仕事への誇りやユニフォームに込めた想いを語り合いました。 エストネーション ・商品部 部長 多田 かずみ ・六本木ヒルズ店 ウィメンズ担当 松浦 麻衣子 聖心美容クリニック ・六本木院 美容コンシェルジュ 西澤 朋美氏 ・銀座院 美容コンシェルジュ 寺門 彩花氏 フォーク株式会社 ・企画室 伊佐 和佳奈氏 ■ファッションで心を動かす。「本質的なラグジュアリー」とは — 医療とファッション。異業種の両社が手を取り合ったのでしょうか。 多田:私たちが大切にしているのは、「The Essence of Luxury(本質的なラグジュアリー)」というコンセプトです。そこには、「Beauty(美しさ)」「Variety(多様性)」「Excitement(ワクワク)」という3つの要素が含まれています。 単に商品を並べるだけでなく、サービスや接客含めた空間全体でお客様の心を動かし、豊かなライフスタイルを提案することを何よりも大切にしています。 松浦(ESTNATION):六本木ヒルズ店の店頭に立っていて感じるのは、お客様は自分らしい生き方や美意識を非常に大切にされているということです。メインターゲットである40代・50代の方を中心に、最近では30代やご家族連れなど幅広い世代の方がいらっしゃいますが、皆さまに共通しているのは「流行だから着る」のではなく、「自分のライフスタイルをどう豊かにするか」という視点をお持ちだという点です。私たちは、言葉にならないお客様の思いや、「どんな時間を過ごしたいか」「どんな自分でありたいか」という潜在的な願いを汲み取り、その方の人生のワンシーンに寄り添う一着をご提案しています。 ■1年にわたる葛藤を乗り越え、医療というフィールドに踏み出すことを決断 — 今回のコラボレーションプロジェクトは、どのような経緯で実現したのでしょうか。 多田(ESTNATION):正直にお話すると、このプロジェクトが動き出すまでには長い時間を要しました。当初「医療」というキーワードが出たとき、私は非常に緊張し、一度立ち止まってしまったのです。医療は命を預かる神聖で過酷な現場です。そこに異業種であり専門知識がないファッション産業に携わる私たちが、安易に参入してもよいものかと葛藤しました。社内でも議論がありましたが、私は「そこをしっかり咀嚼しない限り、ESTNATIONの名前を入れることはむしろブランド棄損になる」と考え、実はお話をいただいてから1年ほど時間をいただきました。 — そこからどのように気持ちが変化したのですか? 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