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Modern Luxury,
New Hybrid Style of ESTNATION

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  • Message
    from Naoki Ota

    代表 大田直輝が思い描く

    ESTNATIONの次の20年とは

    大人たちが楽しみながら洋服やライフスタイルについて考える場所を作りたい。そんなシンプルでありながらも強い意思のもとでエストネーションは誕生しました。ストア名には「東の国」という意味があり、東京・日本から世界基準のファッションを発信していくというコンセプトが込められています。その考えに基づき、今に至るまで六本木の街から数多くの方々の生活を彩ってきました。そんなエストネーション六本木ヒルズ店は、今年20周年という大きな節目を迎えます。お客様とともに歩んできた20年。でもそれはひとつの通過点に過ぎません。これから先の20年もまた、移り変わる時代とともに進化した新しい価値を提供するために、エストネーションは動きをとめないのです。ここではそんな20年の節目に、エストネーションが今後どのような未来を作っていくのかを代表の大田直輝さんに話を聞きました。

  • ライフスタイリストという

    考え方

    エストネーションのコンセプトを紐解いていく上で重要な要素があります。それは、ライフスタイリストというキーワードです。そこにはどんな意味が込められているのでしょうか。「エストネーションの六本木ヒルズ店はその名の通り六本木ヒルズ内にあります。そういう立地もあってからか、業界の方であったり、芸能関係者の方、様々な会社を経営されている方、弁護士の方など個性溢れるさまざまな方にご来店をいただきます。それぞれお客様の価値感だったり、考え方がある中で、エストネーションのスタッフには多様性が求められているんです。それぞれの方に適したマナーであったり、好みにしっかりと応えていかなくてはならない。そういった意味でも私たちはファッションだけではなく、お客様のライフスタイルに対して提案を行なっています。それは創業以来私たちが目指す人物像として掲げているライフスタイリストという考え方に基づいています。洋服だけではなく、装う人の生活まで考えてファッションをしっかりと提案する。そのためにはスタッフ一人一人が多趣味であれとまでは言わないですが、得意な分野を広げている事が一番重要であると思いますし、それがライフスタイリストになるための入り口だと思っているんです。そうしていくことで結果的に、誰にとっても特別な空間であるスペシャリティストアでありつづけることができるのだと確信しています」。このようにエストネーションにおけるファッションとは、洋服だけのことを指す言葉ではありません。それは六本木ヒルズ店に行けばお気づきになるように、ジュエリーやコスメ、香水やお花に至るまで、人々のファッションアラウンドを彩る素材たちが豊富なラインナップで展開されています。そしてそれぞれのジャンルには成熟した知識を持ったエキスパートスタッフが常駐しており、まさしくライフスタイリストからの提案をしてもらうことができるのです。

  • 教養の交換の場として

    エストネーションといえば、スーツやドレスのイメージを持たれている方も多いかも知れません。創業当時からフォーマルウェアには力を入れており、それは売り場の面積からも想像ができるのではないでしょうか。そうしたフォーマルウェアのスタイルは、ストアのアイデンティティとして、今後さらに力を入れていくべき部分であると同時に、エストネーションにとって、お客様への提案時に特に気を使っている部分なのだといいます。「日本的なドレス解釈に偏ってしまうと世界的に見た時に間違った解釈をしてしまっていることも多いんです。ドレスやフォーマルの世界ではやはりTPOの捉え方がとても重要。その中でも特にオケージョン、いわゆるシーンを考えることが大切です。昼と夜の装いの雰囲気もまったく違うし、どこにいくか、何をするかで装いも異なります。ステータスがある方々に対して、しっかりとヒアリングをした上でこちらから最適なご提案、ご用意をするというのがエストネーションの重要な責務であると考えているんです。エストネーションから教わった事を実践したら褒めて頂いて、契約も結びついて…みたいな事になることが我々の喜びでもありますから」。礼節やマナーなどまさにファッションにおける教養を交換する場所としても、エストネーションは機能し続けていくのです。

  • 六本木という街から

    世代を超えて

    「私たちのこれまでの20年の最大の成果は六本木という街を支えて変革して、新しい六本木の街を創りあげることに寄与できたという事だと思っています。東京はやはり、日本の玄関口であり、世界の情報をしっかりとキャッチして発信する場所ですよね。それを日本人独自の美意識であったりフィルターを通して新しい価値を提供していくことが重要です。これから先の20年も日本の精神性、フィルターを通した価値提供、課題解決をやっていけるよう常に半歩先を見据えていきたいと考えています。英国のハロッズではないですが、『揺り籠から墓場まで』というストアと人とのつながりを表した言葉があるように、今エストネーションでは3世代にわたってご利用いただくような機会が増えております。ここからまた4世代、5世代と継続していくことが我々の目標です。先の時代は、ジェンダーも年齢も関係ない提案の仕方を求められる土壌が少しずつできつつある中で、よりそこを強めていくっていう事も次のクリエイティビティに繋がる事だと思います。クリエイティブなライフスタイリスト、それが次の20年にエストネーションが目指すべき目標であると考えております」。東京・六本木という場所から世界のさまざまなカルチャーをハイブリッドしたモダンラグジュアリーを発信していくこと。エストネーション六本木ヒルズ店は、創業時から変わらないその考えをこれからも一貫して受け継いでいくとともに、ファッションとクリエイティブを刺激する場所として機能していきます。洋服を買うことだけがすべてではなく、何かに息詰まった時や悩んでいる時でも訪れたくなるような、人生に刺激を与えてくれる場所として。エストネーション六本木ヒルズ店のさらなる未来にご期待下さい。