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No.5 People Coloring ESTNATION

エストネーションを彩る
独創的なデザイナーたち

Nicolai Bergmann

from Nicolai Bergmann Flowers & Design

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エストネーション 六本木ヒルズ店には、ショップを彩る数多くの魅力的なブランドが揃っています。20年の歴史の中で、そうしたブランドのデザイナーやクリエイターと手を取り合い、いつ訪れても新たな発見と喜びが溢れる空間を作り上げてきました。今回はそんな中でも、エストネーションと特に繋がりの深いブランドの方へのインタビューを通して、ショップの魅力を掘り下げていきます。初回はフラワーアーティストのニコライ・バーグマンさん。開業当時からショップインショップとしてともに歩んできた、彼ならではに感じるエストネーションの魅力とは。

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ニコライ・バーグマン

フラワーアーティスト

デンマーク出身のフラワーアーティスト。北欧のエッセンスと日本の感性を融合させた独自のスタイルを持ち、特に自身が考案したフラワーボックスは広く人気のあるフラワーギフトとしても知られています。エストネーション 六本木ヒルズ店をはじめとした国内外9店舗のブティックをはじめ、2022年4月に箱根・強羅にオープンした「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」の運営など世界基準で活躍しています。

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エストネーションとの出会いは 成長に欠かせない大切なもの エストネーションとの 出会いは成長に 欠かせない大切なもの

エストネーション六本木ヒルズ店の開業当時からショップを始められていますが、ニコライさんにとってエストネーションはどのような存在でしょうか?

ニコライ・バーグマン(以下N):エストネーションは私にとって、ニコライ・バーグマンブランドのはじまりと言っても過言ではありません。こんなに大規模なショップの中に出店することだったり、ガラス張りで外から見えるお店を作ることも初めてだったので本当に印象的でした。開業当時は東京の観光スポット的な役割も担っていたので、観光バスが来てさまざまなお客さんと触れ合うことができた。観光客の方に向けて、手軽に買っていただけるような商品を考えたり、大型の什器をどう配置すればお客さんが見やすいのだろうとか、色々考えることがあって学びも多かったんです。なのでエストネーションとの出会いは僕が成長する上でとても大切な出会いだったなと思います。

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エストネーション六本木ヒルズ店と、ご自身の旗艦店でのお店づくりの考え方はどのような違いがあるのでしょうか。

N:表参道にある本店が2010年の12月にオープンしているので、それまでの約10年間はほとんど六本木ヒルズ店でお店に立っていました。六本木ヒルズ店での体験や接客を通して自分の技術を磨いていく中で、エストネーションでしかできないことや自分のお店だったらこうできるな、といったことを知識として蓄積していったんです。お花のラインナップひとつをとっても、ふたつのお店では全く考え方が異なります。エストネーションではよりお客さんに寄り添うお店づくりを、自分のお店ではより自由に自分のやりたいことを追求する。そんな異なる考え方ができるようになったのも、六本木ヒルズ店での体験があったからこそなんです。

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ニコライさんはこれまで、エストネーションのイベント時にインスタレーションとして作品を作られていると思いますが、その中でも印象に残っているものはありますか。

N:六本木ヒルズ店が15周年を迎えたタイミングで、大きなインスタレーションを行いました。花で昆虫のデザインを組みながら、大きなディスプレイを作り、それが自分の中では強く印象に残っています。イベント以外でも実は年に5回ほどお店の雰囲気を変えているんです。バレンタイン&ホワイトデー、母の日、夏、秋、クリスマスなどですね。今は夏に向けたディスプレイで、これから秋に向けて変えていくのですが、時期によってガラッとお店の雰囲気を変えているんです。中でも個人的に楽しいのはクリスマス。本当にお祭りのようで素敵な空間が広がります。大きな規模で花と空間を存分に感じることができるのは、六本木ヒルズ店ならではの魅力だと思います。

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花によって生まれる会話を 楽しむ場所としてあり続けたい 花によって生まれる 会話を楽しむ場所 としてあり続けたい

お花に触れる際や、作品作りにおいてどのようなこだわりをお持ちでしょうか。

N:僕の中では、市場に行って花を見るというのが1番のインスピレーション源なんです。そのインスピレーションを元に花瓶をベースに作品を作ることもあれば、お客様の要望や飾る環境にあわせて作ることもある。何より花は生物ですから、瞬間のインスピレーションがとても大切です。花の一番いい状態というのは日ごとに変わっていきます。僕は25年ほど市場に通っているのでそれが瞬時にわかるんです。この花はもうちょっとで季節が終わるなとか、その後にはこの花の時期がくるな、みたいに考えるのは楽しいですね。また使う花は日本の花をメインに使いたいという考えがあるんです。海外では工場的に花を生産しているところが多いので、花自体に雰囲気があまりないんです。言い換えると表情が固いということ。10000本頼んだとしても、すべて同じ顔しているような感覚なんです。でも日本はの花は全部表情が違って豊かな個性がある。そうしたお花の個性は作品づくりのインスピレーションに直結しますから、こだわりを持って選んでいるんです。

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今後、エストネーション六本木ヒルズ店でどのような取り組みが出来たら良いと思いますか。

N:20年を迎えたいま、近いうちにインテリアを大きく変更したいなと考えているんです。よりお客様と寄り添える空間を目指していろいろ考えていきたいですね。あとは、お客様と直接繋がるプロジェクト、花を通してさまざまな方とコミュニケーションが取れるようなイベントを企画していきたいと考えています。

最後に、お店にお越しいただくお客様にどのようにお花を楽しんでいただきたいですか。

N:ここ六本木ヒルズ店にいらっしゃるお客様は、本当にどなたも素敵で個性豊かな方たちだと実感しています。そういったお客様に常に新鮮な価値観を提供したいし、楽しいモノを見せたいというのが開業当時からのコンセプトです。六本木ヒルズ店には、毎回来店される度に新しいモノがあります。サプライズ感や、思わず会話が生まれるようなプロダクトが揃っています。素敵な空間と、花によって生み出されるコミュニケーションをぜひ楽しんで欲しいです。いちフラワーアーティストとして、花を通して人と触れ合う。そんな自分にとっての原点を忘れずに、これからも歩んでいきたいと考えています。

Special Recommended Item

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NICOLAI BERGMANN FLOWERS & DESIGN

SUMMER COLLECTION

夏の気分を盛り上げる 色鮮やかなコレクション 夏の気分を盛り上げる 色鮮やかな コレクション 夏の気分を 盛り上げる 色鮮やかな コレクション

これから1年で一番暑い季節がやってきます。そんな中でおすすめなのは、プリザーブドフラワーのサマーコレクションです。夏の気分を盛り上げてくれるようなブルー、ピンク、イエロー、グリーンの4色展開で、その年のファッションのムードと合わせて、色を決めているんです。シーズン毎にコレクションをラインナップしていますが、それぞれ色には非常に力を注いでます。今回はすごく楽しい配色になっていて、今までのサマーコレクションで一番楽しいコレクションにできたかなと思っています。4色のカラータグやカラーバッグも展開しているので、花と併せて楽しんでもらえたらと思います。フラワーボックスはニコライ バーグマン フラワーズ & デザインの中でも特にアイコニックなプロダクトで、サプライズ感や思わず会話が生まれるようなプロダクトとして作ったものでもあります。ギフトとしても最適なので、大切な方にお贈りをして会話のきっかけ作りをしてみてはいかがでしょうか。店内もサマーコレクションの色で彩られ、素敵な空間になっているので、ぜひ合わせて楽しんで欲しいと思っています。

Summer Limited Preserved Flower Box S ¥12,100

Summer Limited Preserved Flower Cube Arrangement S ¥20,570

Summer Limited Preserved Flower Cube Arrangement M ¥30,250

Summer Limited Color Tag ¥1,650

問い合わせ 03-3403-1771