実感に至らなくても“代理体験”で十分
実感を楽しむより、まだ知らない未知の可能性に
意識や精神がガッと傾き始める2026年。
例えば、ファッションもフィット感よりとにかく理想の自分に
変身するための道具と言うか、手段と言うか。
毎日コンセプトを決めて、それを演じるコーディネートを考え、
また一つのテイストやカルチャーを演じるのに飽きたら、
とっとと次のコンセプトを探して移行する…みたいな。
ファッションに限らず、2026年は
全てのシーンがきっとそんな感じ。
安定とか堅実とか無難とか、受け身に回った瞬間リズムを
狂わせ、鈍らせ、だんだん時流に遅れていくと思って。
振幅を激しくする2026年は、きっと落ち着かないし、
繊細でもないかもしれない。
でも、代わりにいくつもの夢や方向性が生まれ、
毎日が刺激的で退屈しなくなるはず。
1月末から7月にかけて、能動的な時代へと急激な変化をする
動きに、これまで培われたパーソナルな感覚が
なかなか追いつかないかもしれないけれど、一分一秒、
無理にでも「未体験」で新しい方を選んで。
それが板につけば、7月以降はこれからのエキサイティングな
世情が楽しみでたまらなくなるから。
バイオレット
予感を信じて身を投げ出せれば、誰よりも先に“2026年”と相思相愛。
何の根拠もなく、カフェの前を通った途端に「たぶんここイケてるよ!」みたいな、もともとその類の直感に優れていたと思うけれど、2026年はさらに“それ”に磨きがかかる。
現実より非現実の方が強くなる、違う言い方をすれば、旧時代から新時代へ。見本やツールやマニュアルが一切存在しない中で、直感を信じて、目に見えない波動と心を一つにする。つまり全部自分の「勘」で行く。
きっと、今後やってくる出来事とか流行とか、目の前のことにハマっていたら決して感じ取れない、“遠くのもの”が感じ取れるようになる。
一見、他の人には積極性が失われたように映るかもしれないが、逆に精神的には凄く活発。目の前の成果より、2026年は新しい環境に同化し、まずは想像力を逞しくすることが先だ。焦らなくても、夏以降は逞しさを得た想像力の活躍するシーンが嫌というほど訪れるから。
初めてとか、先頭を走るとか…、色々あると思うけれど、ビビらずに積極的に。受け身に回ったら運を落とすくらいに思って。
単色よりも、赤と黒が同化した末に生まれる菫色、“バイオレット”とか?「新時代との同化」がまずは使命だし。
ホワイト
周囲から浮こうと本来性に集中する度胸が2026年は大事。
外来種の亀やザリガニが持ち込まれたことで日本固有の生態系が破壊されたみたいに、今の社会も、他所から入ってきた物や概念によって本来性が失われている部分がある。例えば、洋服が好きで仕事に就いたのに、業績的な概念に押され、ライバルや商売敵を蹴落とすことが目的になってしまったとか。素敵な物をシェアする目的が、いつの間にかフォロワーの数を気にしだすとか。
ただ、違う概念に違和感を感じなかったら本来性の大事さを自覚することが出来ないのも確かだし、同時に、本来性のままだと進化がないから、水槽に空気を入れるように、循環のために新しい文化を入れていくのも必要。
とはいえ、牡牛座はどの星座よりも本性と身体が直結していて、違う概念のもとでは資質や才能が発揮されない。つまり2026年は、周囲から浮こうが、時代錯誤だろうが、本来性を取り戻すことが大事。
“誰にでも公平”が最近の流行りだが、働いて税金を納めれば、結果的にみんなに貢献しているのだから、敢えて気にする必要なし。そぐわない概念をすべて取り除き、本来性に集中できるかどうか。2026年はそこに尽きると思って。もちろん恋愛も。
余分な概念を取り除くという意味で、カラーは単色のピュアな“ホワイト”で。
レッド
嘘ギリギリまで言葉を入れ替え、強いインパクトを放つ。
氾濫の止まらない情報社会に、軽く麻痺してしまい最近は何を見ても同じに見える…すぐ忘れちゃうし。ただ、その中で唯一見落とさないのは、内側に触れてくるもの、心が煽られるやつ。たぶん2026年は、自分も受け取る側も、そういう刺激を待っている気がする。実際に、普遍性も大事だけれど、正直ちょっと飽きちゃって(笑)。もはや珍しい知識とかもどうでもよくて…みたいな感じでしょ?
4月過ぎには、手応えのある反応を感じ、もっと多くの人に働きかけたくなる気がする。また、例えば副業のnoteやYouTubeを本業にするとか、生き方の軸を差し替えたくなるような動きもありそう。
常識や枠を崩壊させるということは、それ相当の弊害もあると思うが、立場が入れ替わったり、まさかと思うようなビジョンが浮上したり、新しい局面も開かれていくはず。そんなスリルを繰り返し、当初予定になかった、あるいは、生まれてこの方想像もしていなかったようなところまで2026年は行けるはず!
もともと、そんな感じが密かな夢で、“いけない想像”として今までは心にしまっていたけど、2026年はそれらを全部解放して、枠も常識も一気に破っていく。もちろん恋愛も。
知的な興奮や高揚感をどんどん煽るという意味で、カラーは“レッド”で。
クリーミーイエロー
共感力が個の小さい殻やプライドを打ち破る。
慣れた環境以外を排他的に捉える傾向から、激変する近年、あるいは2026年には、なかなか心を開けないかもしれない。ただ、もともと蟹座は、知性的な自我の部分よりも本能的な部分の方が強く、母性や家族といった感情面で突き動かされることが常。つまり、自分が所属する集団への献身性が主だ。恋人、家族、地域、国といった所属する集団原理は、階層上に広がり、近代化を図る上で、小さなところが大きなところに段々と飲み込まれていくようにできている。例えば、髷や刀を不要とする時代がやってくればそれに合わせたり、ワイドパンツが流行ればみんなワイド派になったり。
2026年の初めは、下請けが大企業に飲み込まれたり、小さい銀行が大きな銀行に吸収されたりするような、表向きは挫折に見えるけれど、それが世情なら、またみんなの幸せになるなら…と、徐々に考えを変えて受け入れ始めるはず。個人を超えてより大きな集団とつながることで、心理的リソースが力強くなり、共感とか情感とか、逆に気持ち的には豊かになる。2026年は、新しい集合の流れに参加する、いわば蟹座のチャレンジ!難しく考えず、好きな人に初めは馴染めなかったけど、気づいたら染まっちゃった…、みたいに思ってよ。
新たなニュートラルカラーとして注目の明るいイエロー、世情に投げ出す意味で蟹座も“クリーミーイエロー”で。
オレンジ
一切受け身に回らず、興奮にひたすら集中する。
斜めから、正面から、浴びるエネルギーに、自分がやりたいことに、徹底して集中したくなる。違う言い方をすれば、自分がやりたくないことはやらない。無意識にではなく、わざとそうする。つまり、義務的にやっていることが一つもない。
例えば、やりたいことに夢中でメイクになんか気を使っている暇がない、みたいに。2026年は、興奮状態とか熱いものが生活の中心に来ると思うから、興奮しないものや熱くならないものは、だんだん重視できなくなってくる。って言うか、どうでもよくなるかも…。いろいろなバランスの中で何かをやるというより、やりたいことのために他を犠牲にする。当然、健康面が偏ることもある。でも2026年は、もはや「それがどうした!」くらいの勢いかもしれない。
7月過ぎには、周囲との関わりも多く、感情で共感力を持って“言わせて”いかなきゃいけないシーンも多々。つまり、本気で飛び込んでいかない限り、思いが届かない案件が多々…!目的に対してなりふり構っていられないような状況は続くと思うけれど、そういう自分を自分で格好よくも思うはず。
また、これまでよりも勝手で、自分流で、多少露骨な表現になると思うけれど、それこそが獅子座の本来の在り方だから、全てに対して日和らずに。
迷いなく自分を表現するという意味で、誰の言うことにも耳を貸さなそうな“オレンジ”で。
ビビッドグリーン
知性と本能が合体する、単音が和音に変化する2026年。
例えば、商品を売っているだけじゃダメな時代に直面しているショップ店員のような。特定の目的の為に訓練するだけじゃなく、範囲を超えたもっと大きな課題を押し付けられる2026年。
プライドをかなり捨てて、違う状況でも応用できる対応力を磨かなきゃいけないパターンもあれば、企画を出せとか、自分の考えを出せとか、自己創造力を鍛えさせられるパターンもある。多様性の時代に、気乗りしないこともあれば、納得いかないこともある。
ただ、自分の内面から外に出ることが苦手な乙女座からしたら、外交力を身に付ける良いきっかけな気もするし、「そういうことができたらなぁ…」みたいに、密かに憧れていたスキルを身に付けるチャンスでもあるはず。「自ら望んだわけじゃなく、しょうがなく…」みたいな乙女座的な面目も保てるし…笑。
占星術は、10個の惑星が同時に個性を発揮し、作り出されるオーケストラのようなもの。
もしも、力を1箇所に限定しているとしたら、一個の楽器だけを演奏し続けて、他の楽器が使われていないことになる。2026年は、不本意とはいえ、持ち札を増やすことで、“単音”ではなく“和音”を鳴らせる人に変化できるはず。
知らない自分を引き出し、照れを克服する意味で“ビビッドなグリーン”を。
ピンク
観察対象が変わるたびに、自分も変化していく。これを洗練と呼ぶ。
影響され過ぎると日常が疎かになるし、常識の範囲内で楽しむ程度が都会の大人の嗜み…?でも、2026年は、中途半端なスタンスの首の突っ込み方だと、退屈を繰り返すだけで何も突破できないし、何も変化しない。何かに関心を向けたり、絶えず働きかけたり、興味を向ければ理解が手に入る。たとえ原型を留めないくらい変わったとしても、2026年は変化していく方が重要だから。
関心を向けることで対象に深入りし、ズブズブに陥り、元いた場所に戻れなくなった経験があると思う。でも、それらはすべて過去の話で、2026年は“お調子者”が“気が利く人”へと評価が変わるように、今までと同じように振る舞っても、痛いツテを絶対に踏まないはず。それに、何かに向けて投げ出して初めて、深く理解ができるし、また理解したものから意思が作り出される。つまり、次々にイメージが作り出される。
手加減していた自我や人格をすべて解放し、いろいろなことに関心を向け続けて。2026年前半は半信半疑、試行錯誤しながらだと思うけれど、7月過ぎからはだんだんスタイルが安定してくるから。
可能性の広がりを止めないために、常に好印象を誘う“ピンク”で。
ネイビー
蠍座なりの方法で“風の時代”を攻略する。
例えば、慣れない情報に、変な想像や妄想が膨らむ、とか。情感的に深く入ろうとしても、時代の変化がもたらすノイズに、何かと集中力を掻き乱されそう。ただ、何かしらの拡大を試みないと発展がないのも確かだし、今のままだと狭い範囲で終わりそうなことを、無理にでも広げる良いきっかけとも取れる。
もしも、「時代に合っているか?合っていないか?」なんて、蠍座らしからぬことを考えることがあるなら、それは密かに自分の欲望自体が変化している証拠。
愛着がこもったものを捨てられないのを悪いとは言わない。ただ、取っておいても仕方がないことを自分自身でも感じているはず。2026年は、できる範囲で構わないから、その辺の整理を考えていく、共倒れしないために。なくても平気なことも案外多いはずだから。
波動が切り替わる7月は、新たな縁が浮上し再生の機会をくれるはずだし、蠍座のこだわりと風の時代が合体し、誰にもできない変容を遂げることもあるはず。捨ててもいいものと、明け渡せない部分の着地点が新たな局面を開いていく。これまでを無駄にしないためにも、不要なものを整理して、未来に繋げる工夫をしよう。
変化しない黒に、新たな青色を強引に混ぜる“ネイビー”で。
マゼンタ
一見乱れや破綻に見えて、2026年はそれこそが希望であり、未来である。
良い方へも、そうじゃない方へも世界を広げる“風の時代”に、常識外に触れる、あるいはルール外に触れることが多くなる2026年。
最初はドキドキ感程度だったものが、心の中に変化の種を作り出し、日増しに大きなものへと変わり、別の考え方が発生する。
平等を乱す要素もあるが、平等を重視する=常識やルールに依存した生き方 にしか見えなくなる。副業がメインになるような範囲のことかもしれないし、常識やルールを破り、もっと積極的な生き方を試みる世界的潮流に乗るような範囲のことかもしれない。
いずれにせよ、何かが逆転する、何かを発見する。射手座にとってそれは、お金が儲かるとか、仕事で成功するとか、そういうものとは比にならない程の満足感を得られるはず。
7月を過ぎれば、射手座の姿勢に対する共鳴や賛同も多くなり、集団を巻き込むほど興奮や高揚感の規模も“デカく”なる気がする。集団からチャージするように、周囲の期待を積極的な力に変換していく。あるいは、雰囲気に飲まれて、さらに違う自分が登場してくる。つまり2026年は、変化や進化を止めないための“闘い”が射手座を成長させる。
1859年、イタリアの都市マジェンタで起きた“戦い”でフランス軍が勝利した色…“マゼンタ”で!
スキンカラー
外から整えず、内側の気持ちをメインに持ってくる。
まるで異なるサイクルが入り込んだかに感じる“風の時代”。山羊座にしたら、異文化との同居を迫られるような勢いかも…。とは言え、警戒してばかりじゃ削れる一方。2026年は、これまでと“違う性質の時代”をまずは肌で感じ取って。
枠や仕組みが壊れることで、節度やマナーを失う恐れもある。でも、壊れた隙間から入り込んでくる物の中には、乾いた肌に化粧水が浸透するように、失われた瑞々しさを取り戻すようなこともあるはず。
ただ、自由が強まれば、当然保護も弱くなる…。例えば、会社の規律の中で、あたかも自分はやれているように思っていた部分が実は通用しないとか、外から整えていたことに気付かなかった部分が露呈することもある。また、熟年離婚みたいに、内心が合っていないにも関わらず、形で整えていた関係なんかも簡単に壊れる。その辺は全て、外面を整えることが正しいとされた“地の時代”の弱点と思って。むしろ、むき出しになった部分がこれからは重要で、それを軸に新しい自発性を磨くのが2026年。
まだまだ実社会では使えないけれど、生産的で活発な新規軸も生まれるはず。乾燥した麺にお湯が注がれ、初めて食べ頃を迎えるような、これからが人生の本番、みたいなことかもしれないし。
社会性の真逆で中身がむき出しという意味で、淡いブラウン、ニュアンスグレーなどの“スキンカラー”で。
スカイブルー
目には見えなくても、常に自分の閃きは“イケてる”と信じる。
データや資料のように、物質に降りたことを扱うのが“地の時代”なら、まだ物質に降りていないこと、空気中に漂うもの、を捕まえるのが“風の時代”。
例えば、友人のことを考えていたら偶然その友人からLINEが来た、みたいな範囲のことから、個々の因果関係はないのに、全然違う世界で同じ体験や同じ思いを共有するなど広い範囲のこともある。もしくは、飛ばし読みのように、距離の遠いところを読んでボンッと視野が広がるような、目の前のものから引き離して、遠いビジョンとビジョンを繋いでいく、とか。2026年の水瓶座は、この“目に見えない情報ソースを先取りする力”が爆発的に伸びるはず。なので、目の前の現実や役割に埋もれず、空気中のヒントを拾うことに神経を集中させて。
具体的なことでいくら忙しくしていても、感情から思考への伝達が動いていなかったら、何も生まれないと思って。求めている回答は、常に空気の中にあって、よく知れていることに重要なことはほとんどない。従って、目の前の社会性にも依存しない。肩書きやキャリアは、もはや「いつの時代の話してんすか?」くらいの勢いで。
物質とか狭い地域とか、そういう“限定された場所に降りない”という意味で、“スカイブルー”。
シルバー
新型のジャンヌダルク誕生。
時代背景が変わり、それに伴い人の心も変わり、どう奉仕的に従事していいか分からなくなる。また、生活の中で瞬間瞬間に訪れていた天啓やビジョンも訪れにくくなる。つまり、今まで自然にできていた“高められた意識状態”が作れなくなるということ。
従って2026年は、啓示を呼び込むために、自分で自分を煽って興奮状態を作り出すことを覚えなきゃいけない。違う言い方をすれば、役割や大義、あるいは自然に訪れる霊感や直感、それらに今までは依存していたとも言える。なので、訪れるのを待たず、逆に“呼び込む術”を身に付けること。
3月から4月にかけて、これまでの波動と今後の波動の違いが分かるはずだから、それに基づいた呼び込み方もだんだん分かってくるはず。また、7月頃は、呼び込んだものを地上にどう着地させ、どう使っていけばいいかも見えてくると思うし。
迷走しているのは魚座だけじゃなく、ほとんどの人がきっと同じく迷走している。なので、魚座の働きかけや導きによって、しがみついている今までの知識や思想をみんなが手放し、常識や人格に閉じ込められた自我を、魚座を“媒介”にして解放し出すはず。例えば、天啓によって軍隊を率いたジャンヌダルクみたいに、呼び込んだもので周囲を興奮させ“その気”にさせる、みたいな。
新型のジャンヌダルクにちなんで、甲冑色、つまり“シルバー”。